深夜イベントは風営法違反で、DJは100%逮捕されるって言う例の話
なんかブログ発信でTwitterとかtumblr上で話題になってたのでココに。ちなみに、内容は5年前に青少年保護法がらみで宇田川町に激震が走った時に書いたもの。
当時のログココから——————————————-
○「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例(以下、少年育成条例)」によって、深夜1時以降、カラオケ屋と漫画喫茶に未成年 が入場できなくなったのは割と有名な話なのだけれども、それに加えて「平成16年5月1日以降、都内のクラブは深夜営業が不可能になる」というきな臭い噂 が聞こえてきている。以下、斜体部分は付随URLの書き込みからの引用。(伏せ字は筆者によるもの)
http://music3.2ch.net/test/read.cgi/dj/1080985799/
12 名前:名無しチェケラッチョ♪ 投稿日:04/04/05 05:58 ID:goBtsyLb
事の発端はア○ムの名を借りてフ○ラが円山町に進出。
高校生や中学生をわかってて商売の為だけに入場させ、他のクラブに入れない
田舎系のギャル連中をすべて受け入れた事。
案の定高校生の麻薬の取引などが、テレビの潜入取材で発覚。
また尽く深夜補導された未成年者が「○トム帰り」の連中だった事や、最近では保険証偽造(練乳註: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040329-00001054-mai-soci )などの事件もあり、渋谷警察が重い腰を上げた。
つまり渋谷のクラブで遊べなくなった方々、クラブシーンを守ろうと している関係者さん、すべてはこのたった一つのクラブのおかげで みんなの遊ぶ場所、そして関係者においては仕事を失う事になるわけです。
このアト○(フー○)というクソ箱のおかげで。
(引用ここまで)
○公式にはクラブには18歳未満のエントリーは不可能と言う不文律があるけれども、現在の最大勢力であるトランスのシーンを支えている層には未成 年が相当な数で含まれている。件の箱がそれを受け入れることで打算的な売り上げを上げていたことは「頭がいいんだか悪いんだか」と評価するしかないにして も、これがきっかけとなって今回の噂が流れ始めたのは間違いない。
○で、何故これがクラブの深夜営業停止の噂と結びつくのかというと、まずはちょっと遠回りになるが、風営法を理解する必要がある。どうやらクラブの深夜営業はそれそのものが法律に引っかかっているらしい。 風営法の第1章第2条1項3号、同4号によると、
この法律において「風俗営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう。
(中略)
三 ナイトクラブその他設備を設けて客にダンスをさせ、かつ、客に飲食をさせる営業(第一号に該当する営業を除く。)
四 ダンスホールその他設備を設けて客にダンスをさせる営業(後略)
とある。この「ダンスをさせ」っていうのが癌ららしい。
長めになるが、2chの書き込みをさらに抜き出す。
http://music3.2ch.net/test/read.cgi/dj/1077455426/
30 名前:名無しチェケラッチョ♪ 投稿日:04/03/14 00:15 ID:???
立食形式店舗に限定して酒提供禁止なんて全く根拠がないだろ。 クラブをつぶしにかかってるのは明らか。
32 名前:名無しチェケラッチョ♪ 投稿日:04/03/14 12:21 ID:???
»30
「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」では、ダンスフロアを作って客を躍らせて酒を提供するには風俗営業の1号か3号の認可が必 要。でも認可を受ける条件が厳しいし、1時に閉店しなきゃいけない。ちなみに開店は日の出から可。よってアフタアワーズは合法。だから、クラブは「深夜に おける酒類提供飲食店営業」 の届けで営業してる。
つまり、ちょっと照明が暗くて、BGMが大きくて、踊れるほど通路が広めなだけであそこ は居酒屋なのだ。現行法でもおとなしく飲んでる間は合法だけど、盛り上がって踊りだ しちゃうと違法。
そんなわけで、4月以降は「警察だ!」の掛け声と共に音楽が止まって明かりが点ってみんなテーブルに集まる。椅子取りゲーム風クラブになります。
34 名前:名無しチェケラッチョ♪ 投稿日:04/03/15 04:32 ID:npvAGhJ2
ラーメン屋にフロアー作って踊らせてもフウエイホウにひっかかるんだよ。酒は関係無し。
35 名前:名無しチェケラッチョ♪ 投稿日:04/03/15 12:00 ID:62OLir76
»34
そう。それ!踊らすってのが焦点になってる。なんでこんなアホな法律になっているかというと、昭和の時代に栄華を誇っていたキャバレーの営業を規 制したいって要求があって、キャバレーとその他の飲食店(ラーメン屋とか)の違いはなんだ?ホステスの接客(この場合は客の隣に座る事)があるかどう~中 略~したら社交ダンス教室もキャバレーやディスコの括りに入っちゃって、あんなの化粧の濃い夫婦が個人で細々やってる所をばかりだから法人化なんか無理だ よって。
かくして客に舞踊せしむダンスフロアがあるけど接客も飲食も提供しないダンス教室向けの4号営業というのが出来ました。ともかくキャバレーとカ フェーの区別を『ダンス』に求めちゃった当時の人が諸悪の根源。 (練乳註:要するに、ダンス教室以外でダンスフロアがある施設はすべてキャバレーだと解釈した法律が成立している)
ちなみにテーブルやカウンターなどに手が着いていればどんなにクネクネしても踊ってることにはなりません。鉄柱に巻きついていやらしく踊るのはOKだ。
(ココまで)
つまり、現在のクラブ営業は限りなくグレーな位置で行われており、警察がぱっと踏み込んできたら即アウトになるものだという。現に、いくつかのクラブには既に立ち入り調査が行われ、イベントが中止になっている例もあるという。
○さて、ではなぜ4月になってからこんなニュースが増えたのかというと、それは前述の少年育成条例の第9項にその原因があるらしい。
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例 有害な情報の氾濫や青少年が凶悪な犯罪に巻き込まれる事件の発生など、青少年を取り巻く環境がますます悪化していることに伴い、青少年の健全な育成や非行の防止を図るため、所要の改正を行う。
(中略)
9 立入調査等
立入調査等の対象を拡大するとともに、図書類の販売又は貸付けの営業の場所等を除き、警察官も立入調査等ができるようにする。(練乳註:同10項5に、この立ち入りを拒むと罰せられるとの記述もある。つまり、強制的なものである)
簡潔に言うと、「悪い子はいねーかー→あっ!踊ってる!ちょっと経営者さんあんたこれどういう事よ」って言う流れが成立すると言うことだな。… これがコンボって奴か!!!!少年育成条例と風営法の完璧なシナジーによって、都内のすべてのクラブは、警察が任意のタイミングによってダメージを与えら れる事になっているわけだ。なんというか、鮮やかだなおい!
実際、円山町界隈、新宿のクラブ(asia,venos,WOMB,Harlem,codeあたり)は既にかなり厳しい状況下にあるという噂も あり(特にHarlem,codeは既に営業時間を深夜1時までとしている。個人的にはWOMBが厳しい…良い噂は聞かないとはいえ、ドラムンベースの牙 城なので…)、麻布方面に波及するのかどうかも含めて、予断を許さない状況になっている。
○というわけで、渋谷、新宿に関しては5月よりクラブ営業が一端深夜1時で終わり、日の出とともにアフターアワーズが始まるという、まるで数年 前に逆戻りしたかのような光景が見られるようになるかもしれないと言う。寡聞にして世紀末(笑)の騒動の顛末を知らないのだが(当時は「あ、いつの間にか 夜やってるよ」と言うような、そんなクラバーだった)、まあその時の様に今回もまた深夜営業は復活するだろう。ただし、それがかなりの長いスパンを必要と した場合、この不況の折り、いくつのクラブがつぶれるかわかったものではないが…。
(現在の練乳さんの註:ここの一文は恥ずかしいね。)
○さて、今回の話を調べるに当たっていろいろなところを見て回っていたのだが、気になる論調が多々あったので取り上げておきたい。それは「馬鹿な ガキのせいでちゃんとした人たちが不利益を被るのがしゃくで仕方がない」と言うようなものなんだけど、結局その「ちゃんと」っていうのはIDを持っている かいないかって言う差でしかないんだよなあ。もちろんこの意見に反対するところはないんだけど、そうやって守りの方向だけに動いていると、絶対にシーンは 衰退していく。
ちょっと考えてみればわかるんだけど、現在20歳以下の人間がリアルなクラブシーンを体感しようとするのがすごく難しい状況にある。「あーク ラブ行きてえなあ」と呟く、すばらしい未成年のアーティストやパフォーマー(トラックメーカーからSMの女王様!まで)を知ってるだけに、よけいにそう思 う。 アンダーワールドやらアウトキャストやらのCDを聞いて感動しちゃった小学6年生がリアルなクラブ文化に触れられるのは、今のままだと2012年 だ。それって、健全なことだろうか?
○IDチェックが20歳以上になったことに安堵するんじゃなくて、「ちゃんとした未成年」がクラブ文化を吸収できる場を提供するにはどうしたらい いか、と言うことを考えていかないと、この先の発展がないし、単純にIDの偽造テクニックを磨くだけのいたちごっこの始まりにしかならないとおもうよ。
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以上。
Twitterでも書いたんだけど、クラブっていま深夜営業してるじゃない。つまり、常に風営法に違反してるような場所があるんだから、警察は何時入ってきてもおかしくないわけ。というか、法律を物凄く厳密に解釈するなら、警察が踏み入ってこないほうがおかしい。
んで、皆に聞きたいんだけれど、フライヤーなんかで明け方までのイベントがガンガン告知されている今、そういった深夜営業しているクラブに警察が入り込んできます?
答えはNOで、先日ASIAにガサ入れ入ったくらいで、殆どのクラブはのほほんと営業してるはず。
そういえばついこの間MOGURAに警察が来たけど、それも「騒音を通報された」と言う理由であって、深夜営業をしていた事については一切何も言われていない。それどころか、箱の中には警察が入って来ていない。
ココまで書けばバカ以外なら誰でも分かると思うけど、(俺の経験上では)普通に深夜営業をしている場合には警察は踏み込んできません。踏み込み次第、店の経営者が風営法違反の現行犯になるのに。何故だろう。よくわかりませんねー。
でも実際、踏み込んでくるって言う例が少ないながらも何件かあるわけで。じゃあ、踏み込んでくるかこないかの閾値は一体なによ、という話になる。
ATOMの時は青少年保護法だった(たしかタレコミがあったと記憶している)。ASIAは不明だが、オクスリか葉っぱだったという噂を聞いた。つまり…
「風営法をネタに警察が踏み込んでくるのは(風営法以外で)違法な事をやってるDJなり経営者をしょっ引く為の口実」
なんじゃね? という結論に達してしまうわけ。
俺は法律の専門家じゃないし、警察の中の人でもないから、本当のところがどうなのかなんてわからない。全部妄想。ただ、この妄想にはそれなりの経験が含まれているのだけれどもね。
件のブログもそうだけれど、ここまで警察が思い腰なのにも関わらず踏み込まれたからには、踏み込まれるだけの何かしらの問題があったんだと思うよ。
あと、記事にあった「DJは100%逮捕される」、というのも良く分からない。だって風営法で逮捕されるのであれば、違反者はあくまで経営者だからね。いや、逮捕されるのかもしれないですよ。そこまで調べてないから。でも、正直キナくさいね。そのDJとやらは。
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最後になるのだけれど、「慣例的に踏み込まれない」からと言って、深夜にスピンするDJは安心しないほうがいい。結局のところ深夜営業は限りなく黒にちかいグレーなわけだし、自分がそういうエッジに立っていると言う事はきちんと認識しながら、カルチャーに身を置くべき。
その上で、それらがおかしいと言うのであれば、そういった発言を、「きちんと勉強した上で」して行くといいのだと思う。
個人的には、「クラブの深夜営業自体は申請を行えばOK。ただし、深夜営業中は礼状ナシのがさ入れを拒む事は出来ない」位になると良いんじゃないかと。ただ、オクスリ(と、デリケーーーートな縄張り)の問題がある限り難しいだろうね。





